建設の流れ

オープンシステムの家作りのスケジュール

私たちが日頃どのような手順でオープンシステムの家づくりを進めているのか、ここで具体的にご紹介したいと思います。
建主の方と私たちとの出会いから建物の完成までの全プロセスを、ひとつひとつ時間の流れに沿って追いかけながら詳しくご説明します。
マイホーム完成までの道筋をぜひ一度たどってみて下さい。
家づくりの流れや大事なポイントがつかめるだけでなく,私たちがあなたの家づくりにどのように関わり、サポートしプロとしての役割を果たすのかきっとおわかりいただけるはずです。

お問い合わせ・ご相談

オープンシステムに関心のある方は、まずご連絡をください。
ご希望日にお宅にお伺いさせていただくか、当事務所において、お話をお聞きして、当事務所のオープンシステムに取り組む姿勢などについてお話させていただきます。
ご理解いただけましたら、次に進みます。

プレゼンテーション(設計提案)お申し込み

基本スケッチ(設計コンセプト・建物概要書・平面図・立面図・CG(完成予想図)
お申し込みの際は、出来るだけご家族でお越しください。
ご希望する部屋や、普段どのような生活をされているか、趣味は、将来の生活像など、たくさんの情報を得るようつとめ、住宅計画調書としてまとめます。
あらかじめ、ご家族でよく話し合いをしておくことをおすすめします。
 
家相をお考えの方はあらかじめその旨をお知らせください。
土地実測図、土地登記簿謄本など資料がございましたらご持参ください。

2週間後

プレゼンテーション

ご希望をお伺いした内容と、法規制などを考慮して独自の設計案を、CG(完成予想図)や図面などでわかりやすく提出します。

2週間後

建築士業務委託契約

ご納得いただきましたら、建築士業務委託契約を結びます。
業務委託料は5回に分けてご入金いただきます。
(契約時・基本設計完了時・実施設計完了時・上等時・竣工引渡し時)

1週間後

1.スケジュール表作成

まず予定にあわせて全体のスケジュール表を作ります。
設計提案をタタキ台に更にヒアリングや事前調査で得られた設計条件を整理して、様々な可能性を追求しながら、納得のいくまで検討を重ね基本のプランをまとめていきます。
住まいの夢や希望を取り込んで形にする大事なプロセスです。この機会に、自分や家族の暮らしをどうしたいのか、”我が家らしい暮らし”についてぜひ一度話し合ってみましょう。 

2.基本設計

方向性が決まったら、CGを作成します。外観に限らず各部屋の内部まで作成しますので、図面だけではつかみきれなかった全体のイメージや内部の部屋のつながりがよくわかります。
次に基本設計書 (設計コンセプト・配置図・平面図・立面図・仕上げ表・CG(完成予想図)概算予算書・打ち合わせ記録)としてまとめて基本設計完了報告書を提出し、請け書をいただきます。

3.実施設計

できあがった基本設計図をもとに、間取り、仕上げ、収納計画、構造、設備、外観、外構などの詳細な設計内容を、見積りと実際の工事に必要な実施設計図にまとめていきます。
 作業を進める中で、建主の方と随時、細部についての打ち合わせを重ねながら設計内容を固めていきます。仕上げ材料や設備機器については、カタログだけでなく、見本やショールームで実際に目で見て確認していただき、設計上の納まりやデザインも十分検討した上で、最終的な図面を完成させ、実施設計が完了します。
 

4.確認申請

実施設計が完了したら、建築確認申請のための書類及び図面を作成しそれを建主に代わって役所に提出します。(申請手数料は別途必要です)
申請が受理されると、建築確認済証が交付され、これで法的に建築工事にかかってもよいという許可が正式に下りたことになります。

5.工事工程表作成

具体的な工事工程表を作成します。

3ヶ月後

発注説明会&見積もりチェック&業者選定

専門工事業者に見積もりをしていただくために発注説明会を開き、建築主と共に選定します。
これらの見積書は、いわゆる坪単価いくらという見積りや、ハウスメーカーの標準仕様にもとづく見積りとは違い、実施図面にもりこまれたすべての内容について、各業者が工事種別にひとつひとつ項目をひろい、数量と金額を出して集計したものです。
業者によってまとめ方が違ったり、1~2割の金額の差が出ることもしばしばです。
各社の内容を整理して項目を揃え金額を対応させて、比較検討しやすい形にまとめる作業が必要です。
また本体工事はもちろんのこと、既存建物の解体工事、ガス工事、水道局納付金、植栽工事といった通常別途費用とされるものまですべて含まれているので、これで総工事費が決定できるわけです。
従って見積りチェックの段階は、工事費を決定するための重要な業務となります。

1ヶ月後

工事請負契約会&オープンシステム建物登録制度申し込み

建築主のかたと専門工事業者の方全員が集まり工事請負内容の確認をしながら、契約となります。
この場で第一回目の工程会議を行います。あわせてオープンネシステム建物登録保証制度に申し込みをします。

2週間後

着工&設計監理&施工工程管理

敷地に既存家屋が建っている場合は、まずその解体作業を行います。
不要な樹木なども取り払い更地として整地すれば、いよいよ新築工事の開始です。

工事はまず、地縄を張って建物の位置決めをし、遺り方といって建物の水平と心を出す作業からスタートしますので、現場にてチェックします配置と水平が決まれば次は基礎工事、配筋チェックなどを行います。
基礎工事を進めている間、木造では、大工さんが加工場で、きざみといって構造材(土台、柱、梁)を設計図に従って加工する作業を進めます。
鉄骨造では、工場で制作、加工を行います。寸法や加工方法について施工図にて業者と打ち合わせの上、指示を行います。

基礎コンクリートの型枠がはずれ、基礎ができ上がると、あらかじめ長さや断面形状接合部などを加工しておいた構造材(木材や鉄骨)で、駆体のフレームを組み上げます。
一般的には、この建て方作業が完了することを上棟といいます。鉄筋コンクリート造の場合、最上階までコンクリートが打ちあがり、型枠がはずれた段階を指します

上棟すると、関係者が現場に集まり上棟式を行います。(別費用)
棟上げを祝うと同時に、工事の安全を祈り、職人さんを慰労する意味で簡単な酒宴を開きます。
ただこれも最近では、簡略化されたり行われないこともありますので、ケースバイケースで考えればよいでしょう。

上棟後も、工事はどんどん進んでいきます。
大工さんが木工事を進めていく一方で、屋根、板金、外壁、建具、塗装、左官、タイル、ガラス、内装工事、また電気、 ガス、給排水工事などの各職方が、設計事務所の指示のもと、次々と現場に入ります。

こちらは、現場の進行状況をにらみながら、詳細図をおこしたり、施工図のチェック、業者との打ち合わせ、現場での指示と、監理業務に追われます。
基本的に監理業務は毎日です。
また必要に応じて建主の方とも、衛生陶器や外装、内装の色、機器類の品番、設計の細かい寸法などを打ち合わせして最終決定します
時には、いろいろな事情で設計変更が生じることもありますので、費用の確認をしながら対処していきます。
建物本体ができ上がると、最後は外回りの工事と造園工事、ここまで終わってやっと竣工です。

1年後

アフターメンテナンス相談

引渡し1年目に、設計事務所が点検項目箇所をチェックに伺います。
その他、ご相談窓口として専門工事業者などの手配をさせていただきます。